コンタクトを外してメガネに
そのメガネも外し、紙の帽子をすっぽり被る
手術台に横になる
もう、身を任せるしかない
が
ドキドキがピーク
局部麻酔なので
背中を丸め、麻酔を脊髄に打つ
ここからは早くも記憶が曖昧
麻酔が痛かったかすら記憶にない
わりとすぐ足の感覚は無くなった
眠くなる麻酔にしてもらったせいか
麻酔担当のお姉さんに手をポンポンされ
ずっと話しかけてもらった気がするが
気づいたら
「終わりました」
と言われた
え？！いつのまに？！
そもそも始まってたの？！
というほど、あっという間の感覚
手術終わるまでは良かった
病室に戻ると
尿の管
指先に酸素濃度測るやつ
胸には心電図
点滴は相変わらず刺したまま
もう線だらけ
下半身動かないし
いつのまにか紙オムツだし
寝ては起きての繰り返し
スマホは貴重品入れにしまったままで
取り出す体力もないので
時間も分からず
夕ご飯を配膳する音で18時か
消灯ですよ、と言われ21時か
と分かる感じ
結局手術当日は息子に電話できず
手術の痛みは全くなく
足も動くようにはなったが
吐き気と頭痛が、ひどい
吐きこそしないが
えずくくらい、気持ち悪い………
